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施設Co-creation2026

丹青社B-OWND ベネチアの地にて世界中の人が五感で伝統工芸を体験し、香るカードで関係性を再定義

丹青社がサービスを提供するアート・工芸作品のプラットフォームB-OWNDが、アート界のオリンピックともいわれるヴェネチア・ビエンナーレ2026の公式イベントに出展。伝統工芸の価値をアートとして発信する場にて、KaleidoPathは「香るカードを持ち帰る体験」をデザイン。鑑賞者が作品と一体化し、日本文化の信用創造に繋がる深い体験を、五感を通じて創出した。

Client

丹青社 B-OWND 様

アート

Service

Co-creation

作品に触れられない制約を逆手に取り、墨汁の香りを纏わせた「香るカードを持ち帰る体験」を設計。思わず開けたくなる袋のデザインと、袋を開封した瞬間に香りが立ち上がる仕様にて、作品と一体になるような五感に訴える体験で記憶への定着を狙った。

Outcome

世界中の来場者に、日本文化の深層を届ける。記憶に残る「関係性」の構築

世界中からの来場者に日本文化の「縁」を提示。単なる視覚鑑賞を超え、香りを介して作品と鑑賞者が一体化する深い参加型体験を実現した。富裕層やメディアへの露出を通じ、伝統工芸の国際的価値を高めた。

Challenge

課題・背景

伝統工芸産業の衰退と担い手不足という逆境に対し、工芸を世界基準のアートへと翻訳し、価値を再定義することが急務であった。また、通常の展示では「作品に触れられない」という制約があり、鑑賞者が当事者として作品の一部になるような、深い関係性の構築が課題となっていた。記憶と強く結びつく香りを活用し、この心理的・物理的な距離を埋めることを目指した。


Solution

KaleidoPathのアプローチ

ヴェネチアのパラッツォ・ベンボ会場にて、作品の制作プロセスから着想した香りを封じ込めた「香るカード」を持ち帰る体験を提供。視覚的な鑑賞に「嗅覚」と「触覚(袋を開ける、持ち帰る)」を掛け合わせる体験を設計した。特に、アートとクラフトの境界を溶かす象徴として「墨汁の香り」を採用。カードをポリ袋に封入し、開封した瞬間に香りが立ち上がることで、作品が観客の記憶に深く刻まれる演出を施した。


Scent Concept

香りのコンセプト

コンセプトは「アートとクラフトの境界に触れる」。温かさと冷たさが共存するような墨汁の香りを表現した。墨は、煤や水、硯、そして人の手や呼吸が重なり合う、日本文化の代表的な関係性の表現である。実用品でありながら祈りや芸術でもある墨の香りを介し、近代的な二元論の境界線を問い直す。生と死、伝統と現代が混ざり合う「空」の感覚を、鑑賞者の身体感覚へと直接届けることを意図した。


Result

成果・変化

世界中に日本文化の精神性を発信。香りを持ち帰るという行為が、観客を単なる「傍観者」から、作品が立ち現れる「縁の一部」へと変容させた。視覚情報が溢れる現代の展示において、嗅覚を起点としたアプローチは記憶の独占権を得る強力な手段となる。ブランドや地域の魅力を、言語を超えて直感的に伝えたい企業にとって、五感を統合した体験設計は極めて有効な手法である。


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